培養苗の栽培方法(ポット育苗法)
栽培スケジュール(紅ほっぺ)
鉢上げ ▶ 7月下旬~8月上旬
定植 ▶ 9月中旬~下旬
収穫開始 ▶ 11月下旬~12月
※品種や栽培地域及び気象条件により変動します。
鉢上げ・定植で気を付ける点
鉢上げ▶7月下旬~8月上旬
定植▶9月中旬~下旬
留意点
・セル苗を7.5cmポットなどに鉢上げしてください。
・水はけのよい消毒した培土を利用してください。
・必ず花芽分化を確認してから定植してください。
・育苗ハウスの消毒と、高設ベンチ及び雨よけでの育苗を行ってください。
定植後の管理方法
1.極端な肥培管理には注意
例:元肥ゼロ、定植後は液肥(EC0.4~0.6mS/cm)で管理し、生育を見ながら濃度を上げていく。
※事前の土壌分析や給液調査をもとに肥培管理を行い、前年作土壌の肥料残には注意してください。
2.農薬による定期防除
病害虫の発生確率は低くなりますが、従来と同様に農薬による定期防除は必要です。
3.定期的な芽の管理
※わき目やドロ目が多く発生します。
4.薄い液肥をシャワーヘッドで頭上潅水
【植え付け後7~10日間】
生育ムラが減り、成長が揃いやすくなります。定植直後は根量が少ないので、頭上潅水すると活着が良いです。
栽培方法まとめ
培養苗の特長
① ランナー増殖をしていない初代苗なので生育が旺盛です。
- ランナーやわき芽の発生が多くなります⇒定期的な整理が必要です。
- 肥料や温度環境に敏感⇒生産者の栽培体系に応じた肥培管理が必要です。
※特に未分化で定植する場合は細心の注意が必要です。
② クリーンな環境での生産により、病原菌の保有率を最小限に抑えています。
- 病害虫に対する抵抗性が強くなった訳ではありません。
※土壌からの隔離(ベンチ育苗)や雨よけ等の病害虫対策徹底が必要です。
セル苗直接定植法の詳細は、こちらをご確認ください。(品種例:かおり野)
注意事項
「かおり野」「夏のしずく」「恋みのり」は、登録品種ですので種苗の取扱いにはご注意ください。
※海外持出禁止〈公示(農水省HP)参照〉
「かおり野」は、別途、三重県と生産者許諾契約の締結が必要です。
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