培養苗の栽培方法(セル苗直接定植法)
栽培スケジュール(かおり野)
定植 ▶ 8月中旬~9月中旬
一番花開花 ▶ 11月
収穫開始 ▶ 11月下旬~12月中旬
セル苗の定植方法
定植 ▶ 8月中旬~9月中旬
留意点
・深植えにならないように植え付ける
・外成りの場合は、外側に約30度傾けて植え付ける
※培養苗はランナーの切り口がありません。
定植後の管理方法
1.極端な肥培管理には注意
例:元肥ゼロ、定植後は液肥(EC0.4~0.6mS/cm)で管理し、生育を見ながら濃度を上げていく。
※事前の土壌分析や給液調査をもとに肥培管理を行い、前年作土壌の肥料残には注意してください。
2.農薬による定期防除
病害虫の発生確率は低くなりますが、従来と同様に農薬による定期防除は必要です。
3.定期的な芽の管理
※わき目やドロ目が多く発生します。
4.薄い液肥をシャワーヘッドで頭上潅水
【植え付け後7~10日間】
生育ムラが減り、成長が揃いやすくなります。定植直後は根量が少ないので、頭上潅水すると活着が良いです。
品種による生育差
かおり野:花芽分化がし易く、収穫開始も11月下旬と早めです。
章姫:花芽分化のし易さは、他の2品種に比べると中間、12月中旬には収穫できます。
紅ほっぺ:他の2品種に比べると花芽分化がし難く、収穫は年明け1月からとなります。
※年内収穫量を増やしたい場合は、7.5cmポットなどに鉢上げ(7月下旬~8月上旬)してください。
クラウン径で8~10㎜に生育させ、花芽分化確認後に定植(ポット育苗法)をすることをお勧めします。
栽培方法まとめ
ポット育苗法の詳細は、こちらをご確認ください。(品種例:紅ほっぺ)
注意事項
「かおり野」「夏のしずく」「恋みのり」は、登録品種ですので種苗の取扱いにはご注意ください。
※海外持出禁止〈公示(農水省HP)参照〉
「かおり野」は、別途、三重県と生産者許諾契約の締結が必要です。
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